内村鑑三『一日一生』現代語訳

2月 目次

 

〖二月中旬〗

 

風はまだ寒い

土はまだ堅(かた)く凍る

青き〔草葉〕はまだ野を飾らない

清き〔鳥の音〕はまだ空に響かない

冬はまだ、われわれから去らない

その威力は今なお、われわれを圧する

 

だが日はやや長くなった

暖かい風は時には来(き)たる

せり(芹)は泉のほとりに生(は)えて

魚は時々、巣を出て遊ぶ

冬の威力はすでに、弱まった

春の到来は遠くない

(内村鑑三作、現代語訳、信22:353)

 

セリ(芹)

セリ科の多年草。春の七草の一つで、日本各地の田の畦・湿地に自生する。春先の茎や葉を摘んで、七草がゆなどにする

このページは、山本泰次郎、武藤陽一編『内村鑑三 続 一日一生』(教文館、1964年)を現代語化したものです。

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