3月<内村鑑三「一日一生」現代語訳

 

3月6日~3月10日

(2018年1月2日更新)

 

 

このページは、山本泰次郎、武藤陽一編『 一日一生』(教文館、1964年)を現代語化したものです。

 

【3月6日】いわゆる伝道事業だけが

〔ヤハヴェ〕家を建てられるのでなければ、
建てる者の勤労はむなしい。

 

主が町を守られるのでなければ、
守る者のさめているのはむなしい。

 

あなたがたが早く起き、おそく休み、
辛苦
(しんく)の糧(かて)を食べることは、むなしいことである。

 

主はその愛する者に、
眠っている時にも、なくてならぬものを与えられるからである。(詩編127:1~2 口語訳)

 

いわゆる伝道事業だけが伝道〔なの〕ではない。神を信じて為(な)す、すべての事業が伝道である。

 

神を信じて為す農業が、伝道である。

神を信じて為す工業が、伝道である。

神を信じて為す商業が、伝道である。

確かに、神を信じて為せば、政治もまた罪悪ではなく、ある種の伝道である。

 

伝道を実践しようとして、〔神から〕与えられた職業〔、つまり天職〕を去り、専門の伝道者となる必要は少しもない。

 

パウロは言った。

兄弟たち、おのおの召されたときの身分のまま、神の前にとどまっていなさい(コリントⅠ7:24 口語訳)と。

 

職業は何で〔あって〕もよい。

どんな職業にあっても、〕神と共にあ〔って、神の救いを確実に体験し、喜びに溢れて、心から神の力と愛を讃美す〕る時、人は誰でも神の光を放ち、〔まことの〕伝道者とならざるを得ないのである。

(原著「伝道と職業」。信17・131)

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【3月7日】人格は霊と体である

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【3月8日】事業ではない

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【3月9日】ことにわれわれは(真のキリスト信徒)

ダビデの子孫として生れ、死人のうちからよみがえったイエス・キリストを、いつも思っていなさい。

 

これがわたしの福音である。

(テモテ二 2:8 口語訳)

 

ことにわれらは、学校の試験官が生徒の学力を試験するように、人の信仰を試験してはいけない。

あなたは〔信仰箇条の〕この事を信じますか、あの事を信じますか」と〔いうように〕。

 

なぜなら、〕信仰は頭脳のこと〔、つまり教理や神学に対する知的承認〕ではなく、心情(ハート)のこと〔だから〕である。〔信仰は、生けるキリストと人格的に出会い、〕どれほどキリストを思うか、そのことである。

 

心の内に〕キリストに対する愛の思いが起こった者が信徒であって、起こらない者が不信徒である。

 

キリスト教教義〕を〔頭で〕理解した者ではない。キリストを少しなりとも、彼を信頼して、彼に従おうと〕する者である。

その人がキリストに愛される者で〔あり〕、真(まこと)の〔キリスト〕信徒〔なの〕である。

 

(原著「キリストは何ゆえ私を愛したもうか」1929年、信10・104)

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【3月10日】偉大でありなさい

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