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聖書に学ぶ 007

2020年5月5日改訂

​​溝口正

イエスの降誕と終末

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わたしたちは、〔新約聖書最終巻の〕ヨハネ黙示録(もくしろく)で〔この世の〕《終末》の恐るべきラストシーンを学ぶことができる。

 

しかし、《終末》の本当(究極)の意味は、イエスの降誕によって〔、世界歴史が新しい〕《救いの時代》に入ったことを告げるところにある。

実に、この世の終末は、すでにイエスの降誕によって始まっている(注1)

それゆえ、現在は終末のただ中〔にあるの〕である。〔こうして〕人類は終末〔=救いの時代〕に入って、すでに二千年を経過したことになる。


やがて〔決定的な〕時が来て、新天新地〔すなわち新宇宙・新世界〕の創造と《神の国》の到来によって終末を終わらせ〔、宇宙の救いを完成させ〕たもうのは、〔ほかならぬ〕救い主(ぬし)イエス・キリストである(注2)


《救い主》は、終末を始め、また、終わらせたもうお方である。(しゅ)〔イエス〕の御手(みて)の中に、終末は完全に握られている

 

れゆえ、わたしたちは、終わりの日の〔最後の〕《審判》を予感しても、恐れたり、悲しんだりする必要はない。

見よ、今は恵みの時、見よ、今は救いの日である。(コリント第二 6:2)

これが終末の本質である。

 

まことに、イエス・キリストの降誕によって、救いの喜びが〔すでに〕この世に訪れていることを感謝し讃美することこそが、終末の本質でなければならない。

終末が向かう所を破局と〕誤解して希望を失ってはならない。


終末の主イエス・キリストは、わたしたちの心の扉をたたいて今は救いの日であるから、救いにあずかりなさい。今は恵みの時であるから、恵みを受け取りなさい」と、夜となく昼となく招いておられる。


終末時代〕を生きるわたしたちの緊急課題は、今ただちに悔い改め〔、方向転換し〕て主の招きに応じ〔、父なる神のもとに立ち帰〕ることである。

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(溝口正『復活』第339号、1994年12月。「浜松聖書集会『みぎわ』2020年・第60号原稿募集のご案内」より転載。( )、〔 〕内、《 》、下線は補足)

注1 イエスと共に神の国は到来した

​「〔洗礼者〕ヨハネが捕らえられた後、イエスはガリラヤへ行き、神の福音を宣べ伝えて、『時は満ち、神の国は近づいた。悔い改めて、福音を信じなさい』と言われた」(マルコ福音書 1:14,15)

注2 キリストによる宇宙の完成

書評008島崎暉久著『ヨハネ福音書と現代 第一巻』

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