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<信仰と人生

詩歌 011

2020年10月11日改訂

​聖歌497番

作詞カルル・ボーベリー

 

輝く陽を仰ぐとき

聖歌誕生物語付き 注2

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​​How Great Thou Art(神よ、)あなたはなんと偉大な方か、の意。

* * * *

1.

輝く(ひ)(あお)ぐとき、月星(なが)むるとき、
 雷
(いかずち)鳴りわたるとき、まことの み神を想(おも)う。

※くり返し

わが魂(たま) 、いざたたえよ、おおい(偉大)なる み神を
わが魂、いざたたえよ、おおい
なる み神を

 

2.

森にて鳥の音(ね)を聞き、そびゆる山にのぼり、
 谷間の流れの声に、まことの み神を想う。

 

※くり返し

 

3.

み神は世人(よびと)を愛し、ひとりの御子(みこ)を下し、
 世人の救いのために、十字架にかからせた
り。

 

※くり返し

 

4.

天地(あめつち、注1(つく)りし神は、人をも造りかえて、
 正しく清き魂
(たましい)持つ身とならしめ給(たも)う。

 

※くり返し

 

5.

まもなく主イェスは来たり、われらを迎え給(たま)わん。
 いかなる喜びの日ぞ、いかなる栄
(さか)えの日ぞ。

 

※くり返し

わが魂、いざたたえよ、おおいなる み神を。
わが魂、いざたたえよ、おおいなる み神を。

♢ ♢ ♢ ♢

(原詩:カルル・グスタフ・ボーベリー作「O STORE GUD」、1886年、( )内は補足

注1 天地

宇宙と、その中にあるすべてのもの。

 

注2 聖歌「輝く日を仰ぐとき」の誕生物語

輝く日を仰ぐとき」は、スウェーデンの讃美歌。

 

原作者のカルル・グスタフ・ボーベリーCarl Gustaf Bobergは、1859年、造船所に勤める大工の子として、スウェーデンの東岸のメンステルオースに生まれた。

 

19歳の時に回心を経験し、2年間聖書学校に学んでから伝道者となった。

1890年から26年間、週刊誌『真理のあかし』を刊行し、また1911年から1924年まで国会議員をつとめ、1940年カルマルで天に召された。

 

1885年の夏、彼は、スウェーデン南東部海岸のモンテステロス付近の美しい田舎を訪れた。このとき、激しい雷雨に見舞われたが、まもなく雷雨は上がり、彼は、青空と輝く太陽をあおぎ、小鳥のさえずる声を聞いた。

 

この時、彼は、これらすべてを創造し、また、すべての人を贖(あがな)われる神の偉大さに心打たれて、思わずひざまづき、神を讃美したという。

 

この歌はその時作られた9連の歌詞で、定期刊行物に発表されたが、当初、あまり普及しなかった。

しかし、数年後、スウェーデン南西部ヴェームランド地方を旅したとき、この歌が民謡曲に合わせて歌われているのを聞いて、彼は非常に驚いた。

 

この歌はまもなく、ドイツ語に訳され、また移民とともに原語のままアメリカに伝えられて英訳された。

 

他方、ドイツ語を経てロシア語に訳された歌を1948年に聞いた英国人宣教師は、これをロシア民謡と思い、英訳して翌年、発表した。

 

これが、いろいろの経路を経て英語圏に紹介され、1951年、米国ロングアイランド州ストーニー・ブルック聖書集会で用いられた。

その後、ビリー・グラハムのクルセード伝道の音楽家クリフ・バロウズがロンドン・クルセード集会中にこの歌を発見し、そこで用いて以来、急速に普及した。

 

わが国では、中田羽後の訳詞・編曲で『聖歌』(1958年)に発表され、大阪や東京におけるビリー・グラハム クルセード大集会の際にも聖歌隊により歌われ、その後、次第に普及した。讃美歌にも収められている(第二編161番)。

(参考文献:『讃美歌第二編略解』日本基督教団出版局、1974年)

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