
イエスの純福音・無教会の精髄・第二の宗教改革へ
― まごころで聖書を読む。そして、混迷の時代を神への信頼と希望をもって、力強く前進する ―
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最終更新日:2026年1月7日
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<信仰と人生
信仰に生きる 044
2026年1月6日
2026年1月7日改訂
タケサト・カズオ
Messages for 15-Year-Old You
【15 歳の君に贈ることば】
以下の文章はかつて、中2の時に〈立志式〉(注1)を迎えた子どもとそのクラスメート一同に向けて、贈(おく)ったことばである。
ふとしたことから再び目にする機会を得たので、供覧に呈したい。
今回、改めて読み返し、文章に込めた思いは子を持つ親の共通した思いであると同時に、私たち人間に対する神の御想いでもあるのではないかと気づかされた。
関連リンク Related Links
■讃美歌
■神谷美恵子について
☆精神神経学雑誌 OJ 本田奈美著 総説〖神谷美恵子の生涯とその苦悩〗へ
本ページ下部に英訳掲載
English translation is posted at the bottom of the page.
* * *
15 歳の君に贈ることば
タケサト・カズオ
1.級友一同へのことば
立志式を迎えた君たちへ
人生と世界には、多くの困難がある。しかし君たちには、困難に果敢(かかん)に挑(いど)んでほしい。
きっと君たちは、心を養(やしな)い、知性を磨(みが)き、想像力をふくらませ、他者と連帯することを学びつつ、困難を乗り越えていくだろう。
そして君たちは、自分の人生をかけがえのないものとして受けとめるだろう。
君たちに開かれているよろこびについて、神谷美恵子(注2)は次のように書いている。
「一個の人間として生きとし生けるものと心をかよわせるよろこび(共感と連帯のよろこび)。
ものの本質をさぐり、考え、学び、理解するよろこび(知性のよろこび)。
自然界の、かぎりなくゆたかな形や色や音をこまかく味わいとるよろこび(感性と芸術のよろこび)。
みずからの生命(いのち)をそそぎ出して新しい形やイメージをつくり出すよろこび(創造のよろこび)」。
(神谷美恵子著『生きがいについて』より)
人生と世界は期待をこめて、君たちを見つめている(注3)。
2.子どもへのことば
立志式を迎えた君へ
立志式の日を迎えることができ、ほんとうにおめでとう。
お父さんとお母さんは、うれしい気持ちでいっぱいです。
君が我が家に生まれた時、お父さんも、お母さんも、お姉ちゃんたちも、君の誕生を心から喜びました。
元気に泣き声を上げる君を見ているだけでうれしく、また感謝でした。
その君が保育園、小学校、そして中学校へと進み、先生、友人,その他多くの人々に支えられて、ここまで成長したことを神に感謝しています。
社会への旅立ちに向けたこれからの学びの日々、その後の人生の歩み。
それぞれに多くの課題と困難があるだろう。
でもきっと君は、それらを乗り越えて自らの人生を切り開き、前進してくれるものと信じています。
そしてたとえ、ささやかではあっても、まわりの人々に嘉(よ)き音信(おとずれ)を運ぶ者となることを祈っています。
立志式の記念として、次の言葉を君に贈ります。
求め続けよ。 そうすれば与えられる。
捜し続けよ。 そうすれば見つかる。
たたき続けよ。そうすれば〔扉は〕開かれる。
(新約聖書 マタイ福音書 7章7節)
君の前途に神の祝福あらんことを。
2月1日
父、母より
( )、〔 〕内は補足
♢ ♢ ♢ ♢
注1 立志式 りっししき
かつて貴族・武家の子弟(してい)の元服(*)が15 歳(数え年)頃を中心に行われていたことを根拠としており、現代では一般的に、中学2 年時に行われる。
参加者は将来の目標や決意などを明らかにすることで、おとなになる自覚を深める。近年、中学校の行事として広まっている。
式の具体的な内容は学校ごとに異なるが、子どもが在籍した中学校では、参加した生徒たちが「私の啓発録」を書き、自分の人生の指針ともいえる「杖言葉」と共に発表した。
また、子から親への手紙を贈呈し、親から子への言葉が贈られた。
*元服(げんぷく):昔、貴族・武家の男子が成人したことを示すために行った儀式。服を改めて髪型を変え、冠(かんむり)または烏帽子(えぼし)をつけた。
注2 神谷美恵子(かみや・みえこ、1914-1979)
1935年津田英学塾(現・津田塾大学)卒、プリンマー大学、コロンビア大学に留学。
1944年東京女子医専(現・東京女子医科大学)卒、同年東京大学医学部精神科入局。1952年大阪大学医学部神経科入局。
1957-72年長島愛生園(ハンセン病療養所)勤務。
1960-64年神戸女学院大学教授。1963-76年津田塾大学教授。
医学博士。
1979年10月22日没。
「いったい私たちの毎日の生活を生きる甲斐(かい)あるように感じさせているものは何であろうか。
ひとたび生きがいを失ったら、どんなふうにしてまた新しい生きがいを見いだすのだろうか。」
神谷美恵子はつねに苦しむ人、悲しむ人のそばにあろうとした。
本書(『生きがいについて』)は、人が生きていくことへの深いいとおしみと、たゆみない思索に支えられた、まさに生きた思想の結晶である。
1966年の初版以来(2022年で第19刷)、多くの人を慰め力づけてきた永遠の名著に執筆当時の日記を付して贈る。
(神谷美恵子コレクション『生きがいについて』みすず書房、2004年、解説・柳田邦男より引用)
注3 人生と世界は期待をこめて・・
文章の終わりで、広く子どもたちに向けて「人生と世界」と表現したが、この言葉は根源的には、創造者である「父なる神」を指し示している。
神は私たち一人ひとりに使命を与え、かけがえのない個(ひとり)として、私たちを愛をもってこの世に送り出してくださった。
そして常に、慈(いつく)しみと期待のまなざしを一人ひとりに向けておられる。
私たちはかたときも、このことを忘れてはならない。
* * *
英 訳
English translation
Messages for 15-Year-Old You
in preparation
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