<祈りの部屋

はじめての祈り

2016年5月10日改訂

W.バークレーによる

 

〖祈りの方法〗

 

祈りとは、主なる神の御前(みまえ)に出て、その恵みを豊かに受けること。

1.はじめに
祈りは、人間の最も自然な行為

世界中のどの地域の人々も、自分たちの知っている神々に祈る。

 

「人が祈る理由は、祈らざるを得ないからである」(哲学者・心理学者ウィリアム・ジェイムズ)


正しい方法で祈る
息を吸う、歩く。どんなに自然で当たり前なことにも、正しいやり方がある。悪い方法では、健康を害する。

 

祈りも同様である。祈りから最善のものを得るには、正しい方法で祈ることが必要である。


2.祈りの前提
神は、私たちが望む以上に、進んで私たちに良きものを与えたいと望んでおられる。


神は私たちに何が真に必要であり、何が有益かを知っておられる。それゆえ神に、くどくどと、お願いする必要はない。


神は、最善の方法で私たちの祈りに応えてくださる。しかし神の方法は、しばしば、私たちの考えている方法とは異なる。

 

3.祈りの姿勢
誠実に祈る
神は、空虚な決まり文句を嫌われる。

 

親友に話しかけるように、私たちが自然に神に語りかけることを、神は望んでおられる。


自己吟味(ぎんみ)しつつ、具体的に祈る
漠然とした祈りは、内容の乏しい安易な祈りである。 

 

例:「私の欠点を直してください」

 

自己吟味の訓練によって、自分とごまかしなく向き合う。

その中で、自分の実際の罪を告白して神に赦しを求め、具体的に神の賜物(たまもの)を挙げて感謝し、自分に必要なことを一つひとつ神に求めなければいけない。

 

例:

「私には、◯◯をねたむ醜い思いがまとわりついています。どうか、私が謙虚な心を持つことができるようにお導きください」

 

4.どのように祈り始めるか
①「椅子をあなたの前に置き、その椅子にイエスが座っていると考えなさい。そして、親友に話しかけるように自然に、彼に話しかけなさい」(「賢者の助言」)


どんな姿勢で祈っても良い
立っても、座っても、歩きながらでも。ただし、窮屈な姿勢では、気持ちが祈りからそれやすい。


どこで祈ってもよい
部屋の中、職場、学校、雑踏、星空の下、山頂、海岸、どこにいても神は私たちのかたわらにおられる。

 

5.日々の祈り
困った時や人生の危機の時だけでなく、1~2分であっても、日々の生活の中で祈る。

 

毎日を、神と共に始め(朝祈る)、神とともに生き(昼祈る)、そして神とともに終える(夜、眠る前に祈る)。

 

このような祈りの生活は、私たちの人生を確実に変える。 

 

6.祈りの種類
祈求(ききゅう)

神は、ご自身を私たちに押しつけることはされない。私たちが神を愛し、神を祈り求めるまで、神は私たちの心の扉の外で待ち続けておられる。

 

罪の告白
人間の親子の場合と同様に、神と人間の間でも、罪は神と人間を隔てる障壁となる。

 

罪を犯したら、直ちに神に告白し、赦しを請う。


感謝の祈り
神からいただく良き賜物
(たまもの)を当然のものと考えず、常に、神に向かって感謝を言い表す。


嘆願(たんがん)の祈り
私たちに必要なもの、物質的なものだけでなく、人生を有益なものにする良き知性、心、性格を与えてくださるよう神に祈り求める。

 

それに続けて、「主よ、私の思いのままでなく、あなたが私に必要と思われるものをお与えください。御心(みこころ)が成りますように」と祈ることを忘れてはいけない。

 

とりなしの祈り
とりなしの祈りとは、私たちが、同じく神の子供である他の人々(親子、兄弟、友人、知人、共同体の仲間等)のことを心にかけ、彼らを愛し、彼らのために祈ること。

 

神は、とりなしの祈りを特に喜ばれる。

 

7.大切なこと
祈ると同時に、努力すること

祈りは、私たちがやるべきことを神に押しつける、怠慢の言い訳にはならない。

 

私たちは神に祈ると同時に、その祈りが実現するよう、できるだけ努力する必要がある。


祈りとは、私たちが困難な事態に直面し、それに打ち勝つこと
神は、私たちの利己的な祈りは聴かれない。祈りは、物事からの逃避ではない。

 

祈りは、私たちが勇気をもって物事に直面し、それらに打ち勝つ力を得ることである。


沈黙して、神に聴くこと
祈りにおいては、私たちが神に語る以上に、沈黙して、神が語られること、神が私たちに求めておられることに耳を傾けることが大切である。

 

祈りは、神に語りかけることに始まり、神に聞くことをもって終わらなければならない。

 

最後に、「主よ。あなたは私に何を望んでおられるのですか。御心をお示し下さい」と祈り、神の前に沈黙する。

 

8.祈ることの喜びを歌った讃美歌

讃美歌310番「静けき祈りの」(クリックしてYou Tubeへ)

 

【ご注意】

PC画面で、上記の紫字の曲名をクリックしてもYou Tubeが開けない場合

上記の紫字曲名を右クリックし、

表示されたメニューの中の「新しいウィンドウで開く(N)」を選択してください。


(参考文献:W.Barclay:Prayers for Young People ,1963, W.Barclay: The  Plain Man's Book of Prayers,1985) 

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