<信仰と人生

信仰に生きる 003

2019年1月7日改訂

矢内原忠雄

 

かんびょうにんこころえ

【看病人心得】

(1)〔信仰 ―〕

「〔神に〕立ち帰って静かにすれば、君たちは救われる、動くことなく〔神に〕依(よ)り頼めば力を得る」(イザヤ書30:15、関根正雄訳)という聖言(みことば)をすぐに、そしていつも、思うこと。

 

看病人が病人よりも先にあわててはいけない。

 

(2)〔愛 ―

病人は体も心も弱く、傷つきやすい細い神経になっている。

それゆえ「傷ついた葦(あし)を折ることなく、ほのぐらい燈心(と うしん)を消すこともない」いたわりの心が、看病人に〔は〕望ましい(イザヤ書 2:3参照)。

 

病人の気になるような言葉を、病人の耳に入れてはいけない。

 

(3)〔希望 ―〕

どんなに病状が悪くても、それによって慌(あわ)てて取り乱すことなく、生命(いのち)の主(しゅ)であるキリストに堅(かた)く依(よ)りたのんで、不動の希望を持つことが、看病人のつとめである。

 

最良の看護〔の鍵〕は、看病人の信仰(神への信頼)と愛と希望である。

 

 

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(「看病人心得」『嘉信』第23巻第4号を現代語化。( )、〔 〕内は補足)

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